症例⑩ 下顎の成長はお顔立ちに大きく影響する(顎関節の状態を整えれば、下アゴの健全な成長へ、、、)三軒茶屋ひらの矯正歯科クリニック

矯正の治療なら世田谷(三軒茶屋・弦巻)の
「ひらの矯正歯科クリニック」

症例⑩ 下顎の成長はお顔立ちに大きく影響する(顎関節の状態を整えれば、下アゴの健全な成長へ、、、)三軒茶屋ひらの矯正歯科クリニック

お子さんの矯正治療 part Ⅲ

お子さまの歯並びや咬み合わせがご心配されている方も多いのではないでしょうか?

いつ始めればいいの?

どのような治療をするの?

子供の負担にならない?

うちの子に出来るかな? など、、、

下顎の健全な成長はバランスの取れたお顔立ちの成長を左右する大きな要素だと思います。

以前、

お子さまの矯正治療①

お子さまの矯正治療②

でお知らせしてきましたが、今回は下顎の成長がお顔立ちに大きく影響することを述べたいと思います。

顎関節と咬み合わせ / 顎関節1st矯正治療

《初診時》前歯の前突とデコボコが気になり母親と来院

    

下顎の頤は後退し、上の前歯は前突、更に前歯の配列はデコボコしています。

    

このときの顎関節の状態です。CTやMRI検査で状態を正確に把握することができます。

CTの画像で関節頭にくぼみが認められ正常な顎関節とは言えません、、当然今後の顎の骨の成長に影響が出る可能性が有ります。

両顎関節ともMRIの情報から円板の転位の存在が解っています。

取り外し可能な装置(スプリント)を使用し顎関節の負担軽減と本来の顎位を安定する事で、本来の健全な顎骨の成長を示すか経過を診ていきます。

以下が一次治療終了時の状態です。

 

CTの画像で関節頭にくぼみがおおむね消失し、健康な顎関節の形態に変化が得られています。

    

顔貌では後退していた頤が前方に成長し良好なお顔立ちに変化しました。

歯の配列は二期治療で改善するため、デコボコはまだ治していません。

     

 

Post F.H/ Ant F.H (後顔面高/前顔面高)の比率は61~64%が良いとされています。

レントゲンで確認すると56.7%〜62.5%と改善し良好な状態が得られています。

そして顎関節の形態も改善し良好な状態に変化が得られています。

その結果お顔立ちの改善が得られるだけでなく、今後の永久歯の配列を整える二期治療がとてもし易くなり治療も容易になります。

〇年齢:8歳 女性

〇治療方法:一期治療 床装置

〇費用:矯正施術料¥30,000 +処置料¥5,000×18回

〇矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について

① 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2 週間で慣れることが多いです。② 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。③ 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重 要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。④ 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まります ので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと 隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。⑤ 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がること があります。⑥ ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。⑦ ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。⑧ 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。⑨ 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあり ます。⑩ 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。⑪ 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。⑫ 矯正装置を誤飲する可能性があります。⑬ 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する 可能性があります。⑭ 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。⑮ 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物) などをやりなおす可能性があります。⑯ あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。⑰ 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えてい る骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になる ことがあります。⑱ 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。

一期治療の場合(生え替わりの時期):年齢的に装置の使用法、管理により予定外の偶発症が考えられます。本人に対しての練習やお母様への指導により回避できます。また、装置の粘膜への接触が原因の口内炎の発症リスクが考えられます。保護用品の使用に回避できます。

治療後は副作用も無く、審美性、機能、健康維持され経過良好です