2020/04/16
上顎前突、いわゆる”出っ歯” の矯正治療ですが、
”上の歯が前に傾斜している”、”顎の骨(骨格)が、出っぱっている”(上の顎が出ている”、”下の顎が後退している”)など、・・・・・・・
歯の傾斜が主な原因、歯槽性、と骨格(顎の骨)の大きさや位置が主な原因の骨格性に大きく分けられます。
また、また一方で奥歯のかみ合わせの前後的関係と前歯の傾斜の向きにより、以下のタイプに分類されます。
専門用語では、
Angle Class II, Division 1malocclusion:前歯が前に傾斜してるタイプ
Angle Class II Division 2malocclusion:前歯が後ろに傾斜しているタイプ(過蓋咬合)咬むと下の歯が見えにくなるタイプ
に分類されケースにより様々です。
前歯の傾斜が主な原因で骨格性の問題は大きくないケースは、それぞれ歯の位置を改善することで良い結果が得られます。
例えば、このケースケースです。
◎《上顎前突矯正治療 Class II, Division 1malocclusionの治療例》
初診時口腔内写真
治療後終了後 7年の口腔内写真
初診時顔面内写真
治療終了後 7年の顔面内写真
〇主訴:出っ歯、咬み合わせが良くない
〇年齢:27歳 女性
〇治療方法:装置:マルチブラケット装置、便宜抜歯:上顎左右第一小臼歯、TAD(インプラントアンカー)
〇マルチブラケット治療期間:24ヶ月
〇費用:矯正施術料¥750,000 +処置料¥5,000×24回.
〇矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について
① 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2 週間で慣れることが多いです。② 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。③ 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重 要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。④ 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まります ので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと 隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。⑤ 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がること があります。⑥ ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。⑦ ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。⑧ 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。⑨ 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあり ます。⑩ 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。⑪ 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。⑫ 矯正装置を誤飲する可能性があります。⑬ 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する 可能性があります。⑭ 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。⑮ 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物) などをやりなおす可能性があります。⑯ あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。⑰ 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えてい る骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になる ことがあります。⑱ 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
治療後は副作用も無く、審美性、機能、健康維持され経過良好です。
治療後7年が経過したときの記録です。咬み合わせは安定し、歯列も綺麗に調い維持されています。
また、お顔立ち、口元のバランスも良好に維持されています。
◎”骨格が主な原因”の場合”
(上下の骨格の不調和が大きなケース)は、前歯の傾斜を改善しただけでは、満足のいく結果が得られないケースも存在します。
《骨格性上顎前突矯正治療 下顎後退症 Class II, retrogeniaの治療例》
初診時口腔内写真
治療後終了後 5年の口腔内写真
初診時顔面内写真
治療終了後 5年の顔面内写真
〇主訴:出っ歯
〇年齢: 26歳 女性
〇顎関節症:両側:非復位性関節円板前方転位 変形性顎関節症
顎変形症:下顎後退症
〇治療方法:装置:スタビライゼーション型スプリント、マルチブラケット装置、便宜抜歯抜歯:上下顎左右第一小臼歯 外科手術上下顎同時移動術・オトガイ形成術
〇治療期間:スタビライゼーションスプリント:4ヶ月、マルチブラケット治療 術前矯正:28ヶ月 術後矯正:7ヶ月
〇費用:健康保険適用
〇矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について
① 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2 週間で慣れることが多いです。② 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。③ 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重 要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。④ 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まります ので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと 隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。⑤ 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がること があります。⑥ ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。⑦ ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。⑧ 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。⑨ 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあり ます。⑩ 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。⑪ 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。⑫ 矯正装置を誤飲する可能性があります。⑬ 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する 可能性があります。⑭ 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。⑮ 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物) などをやりなおす可能性があります。⑯ あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。⑰ 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えてい る骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になる ことがあります。⑱ 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
治療後は副作用も無く、審美性、機能、健康維持され経過良好です。
治療後5年経過時の状況ですが、審美性、機能、健康維持ができています。
経過良好です。
《治療に対するリスク・副作用》
永久歯列・成人矯正の場合`;マルチブラケット治療中の口腔衛生管理状況により歯肉炎、虫歯のリスクがありますが、適切なブラッシング指導と実践により回避できます。また、装置の粘膜への接触が原因の口内炎の発症リスクが考えられます。保護用品の使用に回避できます。便宜抜歯に対するリスク:局所麻酔薬に対するアレルギー及びショック、抜歯時の歯根破折、歯槽骨骨折など、術前の問診と、X線、診査でこれらのリスクは回避できます。歯根吸収については治療計画、装置の作用方法により回避できますが、偶発症として生じるケースも考えられます。歯肉退縮については術前診査である程度予測可能ですが、治療中のブラッシングや口腔衛生状態により左右されることもあります。顎関節症併症例では、術後の進行性下顎頭吸収(Progressive Condylar Resorption: PCR)のリスクが考えられますが、TMJの術前の診査、処置によりリスクを軽減すると考えられます。外科矯正治療の場合:全身麻酔対する偶発症、手術による知覚麻痺等の偶発症や、術後の合併症など考えられますが、手術前の検査、診察により矯正医と口腔外科医の適切な医療連携により綿密な手術計画を立てることで多くのリスクは回避できます。
2020/03/25
”矯正治療と顔立ちの変化について”
矯正治療を望まれる患者さんには、歯並びや咬み合わせ意外に、顔立ちについて気にされる方も多のではないでしょうか。
矯正治療は歯や顎の骨格の評価だけに留まらず軟組織(お顔立ち)も評価し考慮することにより良好な変化が得られる治療法です。
例えば、前歯が出ている(前に傾斜している)場合、前歯の傾斜を改善することで上口唇の突出を改善することが出来ます。
下口唇も同様に下の前歯が前方に出ている場合、歯の位置を後退することで、下口唇の突出は改善します。
しかし、お顔のバランスは上下の口唇の突出だけが改善すれば、良好なお顔立ちのバランスが得られるでしょうか?
疑問が残ります。
例えば、
①上下口唇の厚み
②リラックスリップでの前歯の露出量
③笑顔での歯肉の露出量
④鼻の形態
⑤下顔面高(鼻の下からオトガイ(chin)までの長さ)
⑥オトガイ(chin)の前後的な位置
⑦頤周囲の筋肉の緊張による皺
(口唇が閉じにくい状況はオトガイ部の筋肉が緊張し皺を作る)
⑧輪郭(頬の筋肉の肥大や骨格の形態)
…etc..
この様なことも、お顔立ちに影響を与える重要な要素ですから評価し可能なかぎり対処する必要があります。
◎《矯正治療による顔貌の変化の例》
治療前の顔面写真
治療後の顔面写真
矯正治療前後の下顔面の変化です。 上下口唇は後退し、オトガイの位置の変化によりお顔立ちが改善し口唇が閉じやすくなり
リラックスリップでのバランスが良くなっています。
治療前の口腔内写真
治療後の口腔内写真
〇主訴:出っ歯、歯のデコボコ
〇年齢:36歳 男性
〇治療方法:装置:マルチブラケット装置、便宜抜歯:上顎左右第一小臼歯、下顎左右第2小臼歯
〇治療期間:25ヶ月
〇費用:矯正施術料¥750,000 +処置料¥5,000×25回
〇矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について
① 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2 週間で慣れることが多いです。② 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。③ 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重 要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。④ 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まります ので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと 隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。⑤ 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がること があります。⑥ ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。⑦ ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。⑧ 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。⑨ 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあり ます。⑩ 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。⑪ 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。⑫ 矯正装置を誤飲する可能性があります。⑬ 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する 可能性があります。⑭ 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。⑮ 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物) などをやりなおす可能性があります。⑯ あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。⑰ 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えてい る骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になる ことがあります。⑱ 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
治療後は副作用も無く、審美性、機能、健康維持され経過良好です。
◎《矯正治療による顔貌の変化の例》
顎関節と咬み合せの調和がとれていないケースです。検査すると顎関節にも問題が見つかりました。
MRI画像にて右顎関節は復位性関節円板前方転位、左顎関節は非復位性関節円板前方転位(変形性顎関節症)で、歯ぎしり(Bruxism)、くいしばり(Clenching)も現症として認められます。また、咬筋の肥大により両側の頬の膨らみが認められます。
治療前の顔面写真
治療後の顔面写真
歯ぎしり(Bruxism)、くいしばり(Clenching)は軽減し、咬筋の肥大も改善しました。
治療前の口腔内写真
治療後の口腔内写真
顎関節の検査を目的にMRIを撮影、MRIにより頬の筋肉(咬筋)も観察出来ます。
治療前の頬の筋肉の厚み(MRI)
治療後の頬の筋肉の厚み(MRI)
*マークは左右の頬の咬筋(咀嚼j筋)の厚みをMRIで比較した画像です。右の治療後は咬筋の肥大が改善していることがわかります。
これらを意識し評価、改善する事を矯正治療の治療計画で考慮擦しなければ良好顔立ちを得ることが難しくなると思います。
〇主訴:出っ歯
〇年齢:16歳 女性
〇顎関節症:右側:復位性関節円板前方転位
左側:非復位性関節円板前方転位(変形性顎関節症)
〇治療方法:装置スタビライゼーション型スプリントマルチブラケット装置、便宜抜歯:上顎左右第一小臼歯、上顎右側第二大臼歯 TAD(インプラントアンカー)
〇治療期間:スプリント治療10ヶ月、マルチブラケット治療24ヶ月
〇費用:矯正施術料¥750,000 +処置料¥5,000×24回
〇矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について
① 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2 週間で慣れることが多いです。② 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。③ 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重 要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。④ 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まります ので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと 隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。⑤ 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がること があります。⑥ ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。⑦ ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。⑧ 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。⑨ 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあり ます。⑩ 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。⑪ 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。⑫ 矯正装置を誤飲する可能性があります。⑬ 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する 可能性があります。⑭ 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。⑮ 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物) などをやりなおす可能性があります。⑯ あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。⑰ 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えてい る骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になる ことがあります。⑱ 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
治療後は副作用も無く、審美性、機能、健康維持され経過良好です。
◎大人の矯正治療は、歯の移動ののみで治療し改善する(通常の矯正治療)、
上下の顎不調和が大きい場合は、骨格への手術併用で改善する(外科矯正治療)
に大別できます。(成長期のお子さまは別です。)
《外科矯正治療例》
下顎後退症:骨格(上下の顎の大きさや位置に不調和が大きいケース)手術による骨格の改善必要でした。
治療前の顔面写真
治療後の顔面写真
治療前の口腔内写真
治療後の口腔内写真
〇主訴:出っ歯
〇年齢: 26歳 女性
顎関節症:両側:非復位性関節円板前方転位 変形性顎関節症
顎変形症:下顎後退症
〇治療方法:装置:スタビライゼーション型スプリント、マルチブラケット装置、便宜抜歯:上下顎左右第一小臼歯 外科手術上下顎同時移動術・オトガイ形成術
〇治療期間:スタビライゼーションスプリント:4ヶ月
〇マルチブラケット治療 術前矯正:28ヶ月 術後矯正:7ヶ月
〇費用:健康保険適用
〇矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について
① 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2 週間で慣れることが多いです。② 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。③ 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重 要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。④ 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まります ので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと 隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。⑤ 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がること があります。⑥ ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。⑦ ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。⑧ 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。⑨ 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあり ます。⑩ 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。⑪ 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。⑫ 矯正装置を誤飲する可能性があります。⑬ 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する 可能性があります。⑭ 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。⑮ 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物) などをやりなおす可能性があります。⑯ あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。⑰ 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えてい る骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になる ことがあります。⑱ 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
治療後は副作用も無く、審美性、機能、健康維持され経過良好です。
◎咬み合わせが不安定で見かけより咬み合わせのズレが大きいケースでした、顎関節も変形性悪関節症でMRIでは非復位性顎関節円板前方転位、関節鏡所見は関節円板の穿孔が認めらられました。
治療前の顔面写真
治療後の顔面写真
術前の顎関節CBCT画像では変形性顎関節症が認められます。術後は関節頭の形態変化を示し、
リモデリングが認められます。
治療前の顎関節CBCT
治療後の顎関節CBCT
治療前の口腔内写真
治療後の口腔内写真
〇主訴:出っ歯とデコボコ、下の前歯が当たる
〇年齢: 48歳 女性
〇顎関節症:両側:非復位性関節円板前方転位 変形性顎関節症 顎変形症
〇治療方法:装置スタビライゼーション型スプリント、マルチブラケット装置 便宜抜歯:上下顎左右第一小臼歯 外科手術上下顎同時移動術・オトガイ形成術
〇治療期間:治療期間:マルチブラケット治療6ヶ月 術前矯正:25ヶ月 術後矯正:7ヶ月
〇費用:健康保険適用
〇矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について
① 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2 週間で慣れることが多いです。② 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。③ 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重 要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。④ 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まります ので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと 隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。⑤ 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がること があります。⑥ ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。⑦ ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。⑧ 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。⑨ 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあり ます。⑩ 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。⑪ 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。⑫ 矯正装置を誤飲する可能性があります。⑬ 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する 可能性があります。⑭ 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。⑮ 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物) などをやりなおす可能性があります。⑯ あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。⑰ 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えてい る骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になる ことがあります。⑱ 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
治療後は副作用も無く、審美性、機能、健康維持され経過良好です。治療にご協力頂きありがとうございます。お陰様で治療結果に満足頂きありがとうございます。
《治療に対するリスク・副作用》
永久歯列・成人矯正の場合`;マルチブラケット治療中の口腔衛生管理状況により歯肉炎、虫歯のリスクがありますが、適切なブラッシング指導と実践により回避できます。また、装置の粘膜への接触が原因の口内炎の発症リスクが考えられます。保護用品の使用に回避できます。便宜抜歯に対するリスク:局所麻酔薬に対するアレルギー及びショック、抜歯時の歯根破折、歯槽骨骨折など、術前の問診と、X線、診査でこれらのリスクは回避できます。歯根吸収については治療計画、装置の作用方法により回避できますが、偶発症として生じるケースも考えられます。歯肉退縮については術前診査である程度予測可能ですが、治療中のブラッシングや口腔衛生状態により左右されることもあります。顎関節症併症例では、術後の進行性下顎頭吸収(Progressive Condylar Resorption: PCR)のリスクが考えられますが、TMJの術前の診査、処置によりリスクを軽減すると考えられます。外科矯正治療の場合:全身麻酔対する偶発症、手術による知覚麻痺等の偶発症や、術後の合併症など考えられますが、手術前の検査、診察により矯正医と口腔外科医の適切な医療連携により綿密な手術計画を立てることで多くのリスクは回避できます。
今後も、皆さまの笑顔が私たちひらの矯正歯科クリニックスタッフのモチベーションとなっています。
ご協力ありがとうどざいました。