2024/05/15
口が曲がっている、顎が曲がっている! この様な訴えを聞くことがあります。
Q:治りますか?、、、
A:曲がりの原因を明らかにし、状態を見極めることで歯科治療で改善が得られる可能性があります。
治療前 治療後
治療前の口腔内
治療後の口腔内
〇主訴:#1叢生 デコボコ
#2咬み合わせが悪い
〇年齢: 30歳 女性
〇診断:非対称、叢生、両側顎関節症
〇治療方法:装置:マルチブラケット装置、便宜抜歯抜歯:上顎左右第二小臼歯 矯正用アンカースクリュー
〇治療期間:スプリント治療34Week 、マルチブラケット治療 術前矯正:28ヶ月
〇費用:施術料:¥750,000 処置料:¥5,000 アンカースクリュー:¥20,00
◎原因が骨格の非対称要素が大きく関わっている将来は外科矯正治療の適用になる可能性が有ります。
治療前 外科矯正治療後
治療前 外科矯正治療後
骨格の改善が必要と判断し、外科矯正症例で治療した症例です。健康保険の適用となります。
症例④ 顔の曲がり・顔の歪み,顔面非対称、咬み合わせのズレ,子供(成長期 ) or 成人
しかし,歯科矯正治療により改善が得られないケースは、その他の診療科の受診及び治療が必要な場合もあります。 ※注意が必要ですね
〇矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について
① 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2 週間で慣れることが多いです。② 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。③ 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重 要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。④ 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まります ので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと 隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。⑤ 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がること があります。⑥ ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。⑦ ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。⑧ 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。⑨ 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあり ます。⑩ 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。⑪ 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。⑫ 矯正装置を誤飲する可能性があります。⑬ 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する 可能性があります。⑭ 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。⑮ 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物) などをやりなおす可能性があります。⑯ あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。⑰ 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えてい る骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になる ことがあります。⑱ 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
治療後は副作用も無く、審美性、機能、健康維持され経過良好です。