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2013年6月13日

今日の三軒茶屋はうっとうしい梅雨空ですが、皆さんお元気にお過ごしでしょうか。

さて、今日はアナログからデジタルへについて少しお話をしたいと思います。

現在、検査で用いられるX線検査はアナログ(フィルムのレントゲン)を用いています。

当クリニックではいち早く断層撮影装置(Tomography)を用いて顎関節の検査をしてまいりました。
《矯正専門クリニックで顎関節の診断のために断層撮影(Tomography)にて診断しているクリニックは数少ないと思います。》

来月 7月4日より、十数年活躍した断層撮影装置、セファロ、パノラマ断層装置、デンタルレントゲンのアナログ機器達が引退を迎えコンピュータ断層撮影Computed Tomography、略称:CT 正確にはコーンビームCTが導入されます。(それに伴いセファロ・パノラマもデジタルになります。)

コーンビームCT(CBCT)導入により顎関節はもとより上下の顎の骨や歯についても
0,1mmのスライスで断面をあらゆる方向(3D)から観察診断できます。
そして今までよりX線検査の検査時間も削減できます。

一般的に医科の分野で用いられているCTとの大きな違いは、スライス(断面)が医科用は、0.5〜0.6mmのスライスに対し当医院導入機種は0.1mmのスライスで観察できます。
更にX線量はおよそ1/69です。(撮影条件・範囲にもより異なります)
東京から飛行機でニューヨークへの片道分の線量とほぼ同等と言うことになります。

受診・治療をされる患者さまにとって
・今まで以上に詳細な検査結果が得られる。
・X-線検査時間が短縮される
・X-線量が少ないのでお体に優しい・・・etc
 大きなメリットとなると考えています。

2013年6月10日

さて、今回は、5番目の治療目標
    ⑤術後の安定 です。

ロスフィロソフィーの矯正治療は歯を並べることのみを治療ゴールとは考えていません。)
ロスフィロソフィーの治療ゴールは
①審美的な歯並び(綺麗な歯列)
②機能的なかみ合わせ(顎の関節の事をしっかり考え十分に考慮した咬み合わせ)
③歯肉の健康
④顔貌の審美性(お顔立ちの美しさ・機能)
⑤術後の安定(以上の4つのゴールがバランス良く達成できると治療後の安定に繋がります)
と以前述べたように
この患者さまの術後2年経過時の状態です。
(矯正治療の場合術後2年が一つの節目で検査し問題が起きていないかを評価します。)

"外科矯正も終わり装置も外れて少し安心したようで、リィテーナーの使用をサボっていましたが!"
お口の中で咬み合わせ、歯肉、歯並びは大丈夫のようです。

ご協力頂きました患者さまは いずれも歯科医療に携わる歯科衛生士さんでした。
当クリニックで治療をお受け頂いたこと、そして当クリニックの矯正治療の考え方を治療を通してお伝えするブログ記事にご協力頂いたこと感謝申し上げます。

本当にありがとうございました。

また、機会がありましたら色々な症例をアップして皆様に安心して治療をお受け頂けるように頑張ってまいります。


前回のⅣでは、患者さまの状態をしっかりと見極め評価し治療プランを立てました。

この治療プランは、以前にも述べたように
①審美的な歯並び(綺麗な歯列)
②機能的なかみ合わせ(顎の関節の事をしっかり考え十分に考慮した咬み合わせ)
③歯肉の健康
④顔貌の審美性(お顔立ちの美しさ・機能)
⑤術後の安定(以上の4つのゴールがバランス良く達成できると治療後の安定に繋がります)

問題点のリスト、それに対する治療プラン、そして矯正治療のメカニクスを考えて治療を開始します。

詳細な検査資料ゆえに詳細な問題点が明らかとなりより正確な治療計画、矯正メカニクスが導ける事になります。

これで、
①審美的な歯並び(綺麗な歯列)
②機能的なかみ合わせ(顎の関節の事をしっかり考え十分に考慮した咬み合わせ)
③歯肉の健康
④顔貌の審美性(お顔立ちの美しさ・機能)
4つの治療目標が達成できました。
そして、5番目の ⑤術後の安定
に繋がると考えています。

つづく

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ひらの矯正歯科クリニック 院長 平野武弘
ひらの矯正歯科クリニック
院長 平野武弘

【略歴】
鶴見大学歯学部卒業
同大学歯科矯正学教室入局
相模更生病院歯科口腔外科・矯正歯科担当
ひらの矯正歯科クリニック開設
日本矯正歯科学会認定医取得
Roth/Williams2年間コース受講

・Roth Study Club International メンバー
・Roth Williams Study Club Japan
・日本矯正歯科学会
・東京矯正歯科学会
・日本顎変形症学会
・日本顎関節学会