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2013年5月23日

それでは、患者様の状態を診て行きたいと思います。
 20歳代の女性  職業:歯科衛生士 人種:日本人 の患者さまです。
 
お口元の突出感、オトガイの大きな後退、笑顔では上顎歯肉の露出、閉口時はオトガイ筋の緊張が認められ頤にシワがより 梅干しのように見えます。

そして、顎の大きさや位置上下の顎のバランスを診るレントゲンの状態は
下の顎の骨は左に偏位しています。
側貌では、上・下の前歯は前に傾斜歯下顎の後退が認められます。

マウント模型と呼ばれる検査で、かみ合わせの状態は
ご覧の様にずれた咬み合わせでした。CPIと呼ばれる左右の顎の関節の位置のズレも大き い状態です。
顎の関節と歯並びの調和についてはコチラ
  
顎位の診査についてはコチラ
 
 顎関節に関しては、既往歴がありました。(以前に症状がありました)
 問診や触診、そしてマウント模型でのかみ合わせの検査、CPIの検査結果から
 Xー線断層撮で(CTのアナログ画像)、顎運動(顎の関節の動き方を調べる検査などの検査を追加して顎の関節を詳しく調べます。
断層撮影の画像からもこの様な咬み合わせの患者さんは顎の関節に対する負担が大きいようです。

つづく

成人女性ー外科矯正の患者さまの治療例を治療の進行とともに見て頂きたいと思います。

患者さまは今回も歯科衛生士さんで、

治療の目的は 『歯が出ている!咬み合わせも良くない。』・・・・・と訴えてこられた患者さまです。
事前にご自分の勤務先の非常勤矯正医の先生に外科矯正の適応ではないか?
と言われて紹介されてこられた患者さまです。

当クリニックが、ロスフィロソフィーの矯正治療を実践していることから当クリニックを選んで頂けました。

患者さまご本人がホームページへの掲載を許可頂いて降りますので 検査や診断、治療方針や治療の流れをお伝えしていきたいと思います。

つづく

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ひらの矯正歯科クリニック 院長 平野武弘
ひらの矯正歯科クリニック
院長 平野武弘

【略歴】
鶴見大学歯学部卒業
同大学歯科矯正学教室入局
相模更生病院歯科口腔外科・矯正歯科担当
ひらの矯正歯科クリニック開設
日本矯正歯科学会認定医取得
Roth/Williams2年間コース受講

・Roth Study Club International メンバー
・Roth Williams Study Club Japan
・日本矯正歯科学会
・東京矯正歯科学会
・日本顎変形症学会
・日本顎関節学会