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2013年5月30日

外科矯正が適用される患者さまのなかで、特に下顎後退症、非対称症例の患者さまでは多くの症例が顎関節に負担が多く何らかの問題を抱えているケースが殆どです。

顎関節ファーストの矯正治療が重要となります。
外科矯正は、治療に耐えられる顎関節かを見極めること、そして顎の骨を離断する治療法ですので蝶番(顎関節)の状態が悪く不安定な場合、骨の移動量、移動方向が不正確となり治療結果に大きく影響します、咬み合わせや顔貌の治療結果を左右すると言って良いと思います。

顎関節ファーストで術前矯正を行いプランニングした患者さんは、手術もし易くなり、術後矯正も楽になり術後管理や予後も良好と外科矯正でチームを組んで医療連携している横浜労災病院顎口腔機能再建外科部長の亀井和利先生からもコメントを頂いています。


スプリント治療により顎の位置を整え負担を軽減そして、今後の治療に耐えられる関節かを見極めます。

顎関節に問題のあり患者さんは、スプリントで顎の関節の負担を軽減し位置を安定化させ顎の運動を機能的にすることで、関節は矯正や外科矯正に耐えうる状態となりお口の中では歯を移動していないのにかみ合わせ(上下の歯の合わさり方)が変化します。
ここから再度、患者さんの状態を評価します。


つづく

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ひらの矯正歯科クリニック 院長 平野武弘
ひらの矯正歯科クリニック
院長 平野武弘

【略歴】
鶴見大学歯学部卒業
同大学歯科矯正学教室入局
相模更生病院歯科口腔外科・矯正歯科担当
ひらの矯正歯科クリニック開設
日本矯正歯科学会認定医取得
Roth/Williams2年間コース受講

・Roth Study Club International メンバー
・Roth Williams Study Club Japan
・日本矯正歯科学会
・東京矯正歯科学会
・日本顎変形症学会
・日本顎関節学会