成人女性-外科矯正治療例 Ⅲ(世田谷の矯正歯科ひらの矯正歯科)
それでは、患者様の状態を診て行きたいと思います。
20歳代の女性 職業:歯科衛生士 人種:日本人 の患者さまです。
お口元の突出感、オトガイの大きな後退、笑顔では上顎歯肉の露出、閉口時はオトガイ筋の緊張が認められ頤にシワがより 梅干しのように見えます。
そして、顎の大きさや位置上下の顎のバランスを診るレントゲンの状態は
下の顎の骨は左に偏位しています。
側貌では、上・下の前歯は前に傾斜歯下顎の後退が認められます。
マウント模型と呼ばれる検査で、かみ合わせの状態は
ご覧の様にずれた咬み合わせでした。CPIと呼ばれる左右の顎の関節の位置のズレも大き い状態です。
顎の関節と歯並びの調和についてはコチラ
顎位の診査についてはコチラ
顎関節に関しては、既往歴がありました。(以前に症状がありました)
問診や触診、そしてマウント模型でのかみ合わせの検査、CPIの検査結果から
Xー線断層撮で(CTのアナログ画像)、顎運動(顎の関節の動き方を調べる検査などの検査を追加して顎の関節を詳しく調べます。
断層撮影の画像からもこの様な咬み合わせの患者さんは顎の関節に対する負担が大きいようです。