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2013年5月30日

外科矯正が適用される患者さまのなかで、特に下顎後退症、非対称症例の患者さまでは多くの症例が顎関節に負担が多く何らかの問題を抱えているケースが殆どです。

顎関節ファーストの矯正治療が重要となります。
外科矯正は、治療に耐えられる顎関節かを見極めること、そして顎の骨を離断する治療法ですので蝶番(顎関節)の状態が悪く不安定な場合、骨の移動量、移動方向が不正確となり治療結果に大きく影響します、咬み合わせや顔貌の治療結果を左右すると言って良いと思います。

顎関節ファーストで術前矯正を行いプランニングした患者さんは、手術もし易くなり、術後矯正も楽になり術後管理や予後も良好と外科矯正でチームを組んで医療連携している横浜労災病院顎口腔機能再建外科部長の亀井和利先生からもコメントを頂いています。


スプリント治療により顎の位置を整え負担を軽減そして、今後の治療に耐えられる関節かを見極めます。

顎関節に問題のあり患者さんは、スプリントで顎の関節の負担を軽減し位置を安定化させ顎の運動を機能的にすることで、関節は矯正や外科矯正に耐えうる状態となりお口の中では歯を移動していないのにかみ合わせ(上下の歯の合わさり方)が変化します。
ここから再度、患者さんの状態を評価します。


つづく

2013年5月23日

それでは、患者様の状態を診て行きたいと思います。
 20歳代の女性  職業:歯科衛生士 人種:日本人 の患者さまです。
 
お口元の突出感、オトガイの大きな後退、笑顔では上顎歯肉の露出、閉口時はオトガイ筋の緊張が認められ頤にシワがより 梅干しのように見えます。

そして、顎の大きさや位置上下の顎のバランスを診るレントゲンの状態は
下の顎の骨は左に偏位しています。
側貌では、上・下の前歯は前に傾斜歯下顎の後退が認められます。

マウント模型と呼ばれる検査で、かみ合わせの状態は
ご覧の様にずれた咬み合わせでした。CPIと呼ばれる左右の顎の関節の位置のズレも大き い状態です。
顎の関節と歯並びの調和についてはコチラ
  
顎位の診査についてはコチラ
 
 顎関節に関しては、既往歴がありました。(以前に症状がありました)
 問診や触診、そしてマウント模型でのかみ合わせの検査、CPIの検査結果から
 Xー線断層撮で(CTのアナログ画像)、顎運動(顎の関節の動き方を調べる検査などの検査を追加して顎の関節を詳しく調べます。
断層撮影の画像からもこの様な咬み合わせの患者さんは顎の関節に対する負担が大きいようです。

つづく

成人女性ー外科矯正の患者さまの治療例を治療の進行とともに見て頂きたいと思います。

患者さまは今回も歯科衛生士さんで、

治療の目的は 『歯が出ている!咬み合わせも良くない。』・・・・・と訴えてこられた患者さまです。
事前にご自分の勤務先の非常勤矯正医の先生に外科矯正の適応ではないか?
と言われて紹介されてこられた患者さまです。

当クリニックが、ロスフィロソフィーの矯正治療を実践していることから当クリニックを選んで頂けました。

患者さまご本人がホームページへの掲載を許可頂いて降りますので 検査や診断、治療方針や治療の流れをお伝えしていきたいと思います。

つづく

2013年5月12日

海外の学会のため休診を頂いておりましたが、本日より平常診療しております。

 今年の会場はフィラデルフィアでした。
 宿泊・ミィーティングで使用したホテルThe Union League
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 そしてミィーティングで使用したMeeting room Lincoln Memorial です。
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 こちらを向いているDrはManny 先生・・ビバリーヒルズで開業しています!!

 そして、Lincolnと記念撮影
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来年はニューオリンズで開催されます。

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おまけ
フィラデルフィアと言えば・・・
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フィラデルフィア博物館のヨコ・・・ロッキー像です。
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2013年5月 8日

6日より休診をいただき、アメリカのフィラデルフィアで開催されている矯正歯科の学会にきています。

image.jpg

明日からロスインターナショナル.ワールドミーティングが始まります。

Roth image.jpg

左の青い本は韓国の先生からいただきました。・・・感謝!ありがとうございます。

今年も色々な先生と(各国の)ディスカッションして、明日からの治療にフィードバックするように頑張ります!
12日(日)より平常診療いたします。

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ひらの矯正歯科クリニック 院長 平野武弘
ひらの矯正歯科クリニック
院長 平野武弘

【略歴】
鶴見大学歯学部卒業
同大学歯科矯正学教室入局
相模更生病院歯科口腔外科・矯正歯科担当
ひらの矯正歯科クリニック開設
日本矯正歯科学会認定医取得
Roth/Williams2年間コース受講

・Roth Study Club International メンバー
・Roth Williams Study Club Japan
・日本矯正歯科学会
・東京矯正歯科学会
・日本顎変形症学会
・日本顎関節学会