成人女性の矯正治療例 Ⅶ(世田谷の矯正歯科ひらの矯正歯科)
Part Ⅶ
Part Ⅵでは、問題点に対する治療方針を決め治療が終わりました。
予定の歯牙移動が出来、良い笑顔とよい歯並び・咬み合わせが得られました。
ブログにもご協力頂きありがとうっございました。同じ歯科医療に携わるお仕事をされている今回の患者さまのご理解とご協力に、そして当クリニックをお選び頂き深く感謝申し上げます。
ありがとうございました。
次回は女性の外科矯正について記事を考えています。
つづく
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Part Ⅶ
Part Ⅵでは、問題点に対する治療方針を決め治療が終わりました。
予定の歯牙移動が出来、良い笑顔とよい歯並び・咬み合わせが得られました。
ブログにもご協力頂きありがとうっございました。同じ歯科医療に携わるお仕事をされている今回の患者さまのご理解とご協力に、そして当クリニックをお選び頂き深く感謝申し上げます。
ありがとうございました。
次回は女性の外科矯正について記事を考えています。
つづく
Part Ⅵ
Part Ⅴで、問題点のリスト、それに対する治療プラン、そして矯正治療のメカニクスが決定しました。
これらに基づいた治療を行い、 インプラントアンカーも併用させて頂きました。
(一定期間 歯ぐきの中の骨に小さなチタン製のねじ釘の様なピンを装着し歯の移動する際の固定源として使用し、役目を終えた後は撤去します。(もちろん、使用中の痛みは有りません)
世間では『歯科矯正用アンカースクリュー』という言われ方をしているようですが!?
歯並びも・咬み合わせも・歯ぐきも キレイに調いました。
マウントモデルそしてCPIの検査も良好です。
お口元はスッキリとして、バランスが調いました。
より美人に磨きがかかりましたね。
もちろん、レントゲンでも問題なく良い状態に治療が終えて事を示しています。
Part Ⅴでは、
問題点のリスト、それに対する治療プラン、そして矯正治療のメカニクスを考えて治療を開始します。
詳細な検査資料ゆえに詳細な問題点が明らかとなりより正確な治療計画、矯正メカニクスが導ける事になります。
Part Ⅳでは、
いよいよお口の中の歯を移動して歯並びや咬み合わせの治療方針を決めます。
患者さんの隠れていた本来の状況が見えてきました。
お口の中で歯を合わせて咬むことが日常生活では優先されます。このとき顎関節に問題があり位置が不安定な場合、関節の負担を取り除き、位置の安定を図ることで関節を基準とした顎位(顎の位置)となり変化が現れます。
全ての検査資料は同一の状況を示しています。
最初の検査では、蝶番(顎関節)の状況がどうあれ、お口の中噛み合わせやレントゲンは上下の歯は合わさる事を優先しています。
しかし、顎関節が安定し関節を基準とした顎位(顎の位置)全ての検査が同一基準で診査 診断が出来ます。
これは、全部の歯を移動する咬み合わせの治療や矯正治療には大きなメリットとなり、より予知制の高い正確な診断・治療が出来るようになります。
関節の骨に悪い変化は起きていません。位置は断層撮影の画像では確定的な判断は出来ませんが、位置関係は治療前より良くなっています。
ひらの矯正歯科歯科クリニックの治療ケースレポートはコチラ
ROTH ORTHODONTICSPhilosophy and Case Reports
成人女性の矯正治療例 Ⅲ
Part Ⅱでは、患者さまの状況を判断し診断治療方針を決めました。
さてPart Ⅲでは、いよいよ治療に入ります。
患者さまは、歯科衛生士さんで矯正治療にも携わっておられる方ですので、期間や見た目より最善の治療結果を望まれています。
顎の位置を安定させ顎関節の保護のためにもスタビライゼーションスプリントにて治療を開始します。
この装置はご自分で取り外しが出来、この場合上の歯に装着するタイプを選びました。
このケースでは、24週間で安定が得られています。
もちろん、毎回調整をしながら状態の変化をチェックしモニタリングしています。
関節の動きや状態に問題のないこと、かみ合わせの位置が毎回再現性のある安定した状態であることを確認しています。
術前は僅かに正中がずれていましたが、ほぼ上下の正中は一致しています。
今までは蝶番である顎の関節がズレ、お口の中で歯を合わせて咬んでいたのが、治療後には歯の合わさり方に変化が出ていることがおわかりになると思います。
しかし、歯の移動はしていないので、下顎の位置が変化しこの様な状況が現れます。
この顎位で上下の歯がしっかりかみ合い、キレイな歯並び、そして健康でしっかりと歯を支えることが出来る歯ぐき、審美的なお顔立ち、そして顎の関節とお口の中の咬み合わせの調和を目指し、歯の移動方針を診断します。
それでは、患者様の状態を診て行きたいと思います。
20歳代の女性 職業:歯科衛生士 人種:日本人 の患者さまです。
お口元の突出感、オトガイの後退が認められます。
お口の中では、正中(前歯に真ん中)のわずかなズレ、左の犬歯のクロスバイト(反対の咬み合わせが認めらます。
そして、顎の大きさや位置上下の顎のバランスを診るレントゲンの状態は、下の顎の骨は僅かに左に偏位しています。
側貌では、上顎前突の傾向そして上の前歯は前方に出っぱっています。
マウント模型と呼ばれる検査で、かみ合わせの状態はずれた咬み合わせでした。
CPIと呼ばれる左右の顎の関節の位置のズレも大きい状態です。
顎の関節と歯並びの調和についてはコチラ
顎位の診査についてはコチラ
顎関節に関しては、既往歴がありました。(以前に症状がありました)
問診や触診、そしてマウント模型でのかみ合わせの検査、CPIの検査結果から
MRI、Xー線断層撮で(CTのアナログ画像)、顎運動(顎の関節の動き方を調べる検査などの検査を追加して顎の関節を詳しく調べます。
右の関節のMRI画像所見 専門的な事になりますが、!
右は復位を伴う顎関節円板前方転位 滑液の貯留が有り炎症状態
左顎関節のMRI画像所見
左は復位を伴う顎関節円板前方転位 滑液の貯留が有り炎症状態
左右顎関節断層撮影では
左右の関節には骨の変化(変形は、ないようです。)
診断としては、顎関節症(両側顎関節 復位を伴う顎関節円板前方転位・上顎前突・叢生症例)となります。
専門的な用語ですが、顎の関節が顎関節症を発症していて、出っ歯で凸凹も併発している成人症例)と言うことが出来ます。
専門的で申し訳ありません!
この様に歯並びの見た目は非常に重度・・と言うわけではありませんが、奥歯のかみ合わせの状態、そして顎の蝶番である顎関節の状況が悪いケースは治療が非常に難しいケースと言えます。
まず、蝶番ががたついていると、土台の下あごの位置が不安定でどこで歯をを配列すると良いかみ合わせないなるかの判断が付きません。お口の中で一応合わせても根本の土台がずれていれば術後の安定は望めません。
例えば、術後の歯並びは不安定になり、歯の咬耗(歯が摩耗しすり減ること)、歯の根を支えている歯ぐきの退縮、そして顎関節の病状の悪化、それに伴う咬み合わせの変化などが考えられます。
ここから顎の関節をケアーし土台(下顎)の位置関係の安定を図り本来の患者さんの咬み合わせ状況の診断と顎関節の負担を取り安定させる治療を行います。
成人女性患者さまの治療例を治療の進行とともに見て頂きたいと思います。
患者さまは歯科衛生士さんで、
ご自分の勤務先の歯科医院で矯正治療にもたずさわっているおられる歯科衛生士さんの患者さまです。
治療の目的は 『出っ歯を治したい!』・・・・・
でも、顎の関節も具合が悪い、咬み合わせも悪いと思う、歯ぐきが痩せるのは防ぎたい、口元もすっきりすると嬉しい・・・と訴えてこられた患者さまです。
当クリニックが、ロスフィロソフィーの矯正治療を実践していることから当クリニックを選んで頂けました。
患者さまご本人の許可を頂けましたので、 検査や診断、治療方針や治療の流れをお伝えしていきたいと思います。
ひらの矯正歯科クリニック
院長 平野武弘
【略歴】
鶴見大学歯学部卒業
同大学歯科矯正学教室入局
相模更生病院歯科口腔外科・矯正歯科担当
ひらの矯正歯科クリニック開設
日本矯正歯科学会認定医取得
Roth/Williams2年間コース受講
・Roth Study Club International メンバー
・Roth Williams Study Club Japan
・日本矯正歯科学会
・東京矯正歯科学会
・日本顎変形症学会
・日本顎関節学会